「100g1000円くらいの新茶ある？」
ついに2024年の新茶シーズンが始まりました。
初摘み、大走りと新茶の販売は4月末から始まっていますが、なんといっても八十八夜の新茶が店頭に並ぶと、一気に華やかな雰囲気に包まれます。
（新茶シーズンには地元のお客さまが行列になります）
ちょっといい新茶を飲みたいな、差し上げるにもちょうどいい。
茶処、静岡のお客さまも100g1000円の新茶が出てくるタイミングを待って、来店されることがとても多いです。
八十八夜は立春から数えて八十八夜。今年は5月1日が八十八夜となります。
4月下旬から始まる新茶シーズン。新茶は早く摘まれるほど価値が高いとされますが、八十八夜摘みのお茶は縁起物として知られ、太陽の光をほどよく浴び、味、色、香り、すべてが乗ってバランスが良く、新茶らしい爽やかさも味わえる、これぞ新茶の優等生です。
5月1日に摘まれた八十八夜のお茶は大急ぎで茶畑の近くにある荒茶工場に運ばれ、蒸され、揉まれ、荒茶になります。
そして翌5月2日の早朝、当店のような製茶問屋に見本茶が持ち込まれ、当店ではベテラン茶匠が早朝3時ころから拝見（品質チェック）します。
今年の「新茶 八十八夜」は静岡県内複数の産地ののブレンド茶。
甘み、苦み、渋みのバランスがよいものの、飲んだときに軽さを感じなにか物足りなかったお茶。
そんな時に違う個性のお茶をブレンドし一人前のお茶に仕上げるのが、合組（ごうぐみ）と呼ばれる茶匠の技でもあります。
合組するお茶を探しているタイミングで拝見したのがちょっと個性の強いお茶
うま味が足りなかったものの、飲んだ時の重量感があり、前者とブレンドすれば美味しくなると思ったそうです。
ブレンドしたお茶は少し熱めのお湯でも美味しく淹れることができる、うま味、渋み、苦みのバランスがよく、飲みごたえのあるお茶に仕上がりました。
（2015年の新茶の仕入れの様子です）
早朝に仕入れられたお茶はトラックに積まれ、午前中のうちには静岡市内の当店に運ばれます。
お茶運搬専用の紙袋「大海（だいかい）」は新茶が30キロが入っていて、茶匠やトラックの運転手が肩に担ぎ、店内に運びます。
そして、ここからが当店のような製茶問屋の腕の見せどころ。
静岡市を流れる安倍川の中流、郷島にある製茶工場に仕入れた荒茶を持ち込み、茶葉の形を整えたり、棒茶や粉茶をふるいわけたり、熱風を当て乾燥させる火入れをしたり、ていねいに、かつ少しでも早くお客さまにお届けできるよう、ベテラン茶匠が製茶作業を行います。
（安倍川中流、郷島にある当店の製茶工場です）
そうして仕上げたお茶がこの八十八夜の新茶です。
味、色、香り、新茶ならではの爽やかさ。すべてのバランスが揃った新茶の優等生。
湯冷ましをしたお湯で丁寧に淹れるとより一層新茶の味と香りを楽しむことができます。
一煎目は新茶のうま味と甘みを。二煎目以降は徐々にお茶ならではの苦味、渋みを味わうことができます。新茶は四煎、五煎と淹れてもおいしくいただけます。
この時期ならではの八十八夜の新茶、おいしい和菓子と一緒にぜひお召し上がりください。
※袋のデザインは変更する場合があります
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お茶屋が教える「おいしい水出し茶」の作り方
●用意するもの
水：1L
茶葉：20g
冷水ポット：1つ
茶こし：1つ
スプーン：1つ
1.冷水ポットに茶葉、水の順で入れます
（水は冷たければ冷たいほど良いです。一緒に氷を入れるのも◎）
2.冷蔵庫で30分〜1時間程度冷やします
（寝る前に冷蔵庫に入れて、朝飲むのも良いです）
3.かき混ぜて、100均で売っているこしあみで茶葉をこし、茶葉をスプーンで絞ります
（絞るときに出る濃いお茶に甘み、旨味がつまっています←
ココがポイント）
4.冷蔵庫で保管し、その日のうちにお飲みください
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お茶屋が教える、お茶の保管方法
1．真空パックのお茶は冷蔵庫、冷凍庫で保管してください
2．冷蔵庫、冷凍庫から出したお茶は常温にしてから開封してください。冷たいまま開封すると湿気を吸って風味を損ないます
3．開封したお茶は茶缶に入れて常温保管してください
4．開封したお茶を冷蔵庫に入れると、冷蔵庫内の湿気や臭いを吸ってしまうので要注意です←
ココがポイント
■名称：茶
■原材料名：緑茶
■原料原産地名：静岡県産
■内容量：100g
■賞味期限：1年半
■保存方法：高温多湿を避けて保存してください。
■製造者:��ﾏﾙﾋﾃﾞ岩崎製茶
静岡県静岡市葵区北番町40-21
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