「ちょっとお世話になった方に差し上げたいんだけど」
例年、大型連休が始まるころにそのような声をお客様から伺うのですが、今年はいつもより少し早くそんな声をお聞きします。
八十八夜はご自分用に。それよりちょっといい、差し上げる用にとお買い上げいただくことが多いのがこの大走りです。
大はしりの新茶をよく湯ざまししたぬるめのお湯で淹れると、新茶ならではの上品な味わいが広がります。
地元、静岡のお客さまに試飲をしていただくと、みなさんじっくり味わい新茶を楽しんでいただいているご様子。
全国のお客さまにもきっと驚いてもらえるほどの上等なお茶です。
大走りは牧之原産のやぶきた品種の中蒸し茶であり、お店の名刺代わりともいえるため当店のベテラン茶匠も仕入れに力が入ります。
静岡県内の数ある茶産地から見本茶を届けてくれるお茶の斡旋屋（茶業界では才取りと呼ばれます）と早朝3時ころからお茶の出来を確かめ、仕入れの交渉を行います。
そうしてベテラン茶匠の知識と経験を総動員し選んだのは牧之原産の中蒸し茶。交渉成立となれば、早速トラックに積まれ産地から静岡市内の当店に運び込まれます。
（参考：昨年以前の新茶の仕入れの様子です）
お茶の運搬専用の紙袋「大海（だいかい）」に入って届けられた大走りの新茶。
お茶にうま味がぎっしり詰まり繊維質も柔らかく少ないため茶葉がギュッと締り、新茶の大海はコンパクトでずっしり重みを感じます。
（新茶が30k入った大海はズシッと重みがあります）
この重みを感じると茶匠たちは、いよいよ今年の新茶が始まったな、と心を新たにするのです。
どのお茶もそうですが、それぞれに個性があります。その個性を引き立たせるために茶匠たちは持てる知識、経験、技を使い、お茶を仕上げます。
静岡市を流れる安倍川の中流、郷島にある当店の製茶工場ではベテラン茶匠が新茶の仕上げを丁寧に行います。
大走りの新茶。その濃厚なうま味をお楽しみいただきたいのですが、同じく新茶の初摘み（深蒸し茶）と飲み比べていただくと、その違いをより一層味わうことができます。
茶葉がしっかりしているので、4〜5煎、淹れることができるのも大走りの特徴です。もちろん水出しでもおいしく召し上がれます。
静岡の製茶問屋が自信を持っておすすめする大走りの新茶、この機会にどうぞお召しあがりください。
※袋のデザインは変更する場合があります
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お茶屋が教える「おいしい水出し茶」の作り方
●用意するもの
水：1L
茶葉：15g
冷水ポット：1つ
茶こし：1つ
スプーン：1つ
1.冷水ポットに茶葉、水の順で入れます
（水は冷たければ冷たいほど良いです。一緒に氷を入れるのも◎）
2.冷蔵庫で30分〜1時間程度冷やします
（寝る前に冷蔵庫に入れて、朝飲むのも良いです）
3.かき混ぜて、100均で売っているこしあみで茶葉をこし、茶葉をスプーンで絞ります
（絞るときに出る濃いお茶に甘み、旨味がつまっています←
ココがポイント）
4.冷蔵庫で保管し、その日のうちにお飲みください
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お茶屋が教える、お茶の保管方法
1．真空パックのお茶は冷蔵庫、冷凍庫で保管してください
2．冷蔵庫、冷凍庫から出したお茶は常温にしてから開封してください。冷たいまま開封すると湿気を吸って風味を損ないます
3．開封したお茶は茶缶に入れて常温保管してください
4．開封したお茶を冷蔵庫に入れると、冷蔵庫内の湿気や臭いを吸ってしまうので要注意です←
ココがポイント
■名称：茶
■原材料名：緑茶
■原料原産地名：牧之原産
■内容量：100g
■賞味期限：1年半
■保存方法：高温多湿を避けて保存してください。
■製造者:��ﾏﾙﾋﾃﾞ岩崎製茶
静岡県静岡市葵区北番町40-21
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